釣り★スタのヒットが示したこと

2007年グリーから携帯向けソーシャルゲームとして
「釣り★スタ」が発売されました。

発売直後からこのゲームは人気を集め、
ソーシャルゲーム市場の爆発的な拡大につながります。

この「釣り★スタ」は当時のソーシャルゲームとしては
目新しい要素を持っていました。
それはどんなところでしょうか。

これ以前のソーシャルゲームでは
実際の友人をSNS上に招待して、
その友人と一緒に遊ぶというのが一般的でした。

遊ぶ場所はコンピュータ内のゲームですが、
現実に会ったことがあり、顔も知っている友人が
プレイの相手でした。

しかし「釣り★スタ」は違いました。

「釣り★スタ」ではゲーム内のコミュニティで、
実際には会ったことのない人たちと友人になって、
協力したり、成果を競い合うことが主流になりました。

システム上でもそのような「友人」作りは奨励されていて、
そのようにして「友人」を増やせば特典が与えられました。

実際に知っている友人とのSNS上でのつながりを
「ソーシャルグラフ」といいます。

一方、このように実際には会ったことはないが
ゲーム内でのみ友人となっている人とのつながりを
「バーチャルグラフ」といいます。

「釣り★スタ」は携帯向けソーシャルゲームにおいて、
バーチャルグラフをうまくいかせるかどうかが、
ヒットのひとつの鍵となることを鮮やかに示しました。